田七人参に対する中国で考える市場価値
田七人参の持つ価値とは
2018年4月の田七人参業界の長期展望が発表されたのですが、写真は雲南省文山州の田七市場です、この文山州 できてから60年の記念に四月初めに連休がありました。
この休みに合わせて 田七人参の相場観測レポートが発表されました。
消費面
近年来、健康を求める時代に入り、人々の日常保健が田七需要量増加の主力になりました。それに、中国でも高年齢化に伴い、心血管・脳血管保健薬の需要も増えた為、中国国内におけるで三七の年間需要量は約8%以上増加しています。
企業面
田七人参の需要は底堅く生産量も限られているため 田七を買いだめ、在庫を持つか、値上げの場合売り出し利益を採るかを選択できます。そこで、大手企業が在庫を作り、田七相場を左右することも少なくないです。
この問題は、雲南省で2004年ごろに起こったプーアル茶バブルと同じで日持ちがきく農産物を投機の対象にしてしまう中国国内での悪いクセ 私的には評価の良い農産物が求められることにより価格を決めるならまだしも このような投機的な活動は私は推奨しないし 中国政府に農産物の買い占めは禁止してほしいぐらいです。
政策面
2016年に、雲南省政府は「雲南省田七産業“十三五”発展規画」を発表し、2020年までに、田七産業総合販売収入が千億元に達する。2018年4月、また「中薬産業発展の若干意見」を公布し、2018-2020年に年間5億元の専用資金を調達し、中薬産業を支えるとのことです。
2016年10月28日に、文山州政府は「文山田七千億産業発展的実施意見」を発表し、田七が雲南省生物医薬と大健康産業の柱として、2020年までに千億元の目標を実現すると発表。
まとめ
政策面で田七産業全体の売り上げ目標を定めるのには賛否あるが、優秀な人材や田七人参品質レベルの底上げ等には決して悪いことではないように考えていますが、無駄に手を加えることによる製品の品質低下には気をつけたい。
ベストなのは良質な田七人参の生産量を増やしての目標達成です これなら単価も下がりより多くの人の田七の良さを広げられればいいのですが。
生産地にはこのような考え方があるのを理解して 私たちは良質の田七を適正価格で探さなければなりませんね。