田七人参の里|雲南旅行記その4
田七人参の里|雲南旅行記その4
この写真は雲南省の文山市の田七人参畑で田七人参の苗を持つ 慶光茶荘の代表
やっと出会えた田七人参
福岡を出てから三日目にして田七人参の畑につきました。
田七人参のその畑は広大です。
本日はその広大な田七人参畑のネットの下からぼご案内です。
「田七人参の花」
一般的な人参は二年の多年草 田七人参も同じ多年草です。これの写真は田七人参の花 成熟すると赤くなりますが、健康食品や薬に使うのは緑色の間でないといけません。
花や茎は市場に出荷され、健康茶の原料などに加工されます 田七人参には捨てるところがありません。
「ここまで2年かかってます」
広大な田七人参の畑の中はこのように 植えた年次で管理されています。
苗がこの大きさまで育つのに二年程度かかっています。広い畑が必要なわけですね。
あなたにはこのネットの先がどこまで見えますか?
またこのようなネットの下で数年育てられる田七人参のには、標高が高く気温の穏やかな雲南省特有の気象条件が生かされています。
この文山は亜熱帯に近いのですが海抜が高いために空気は乾燥している独自の気象帯です。
田七人参の作業は意外と・・
田七人参の作業は手作業が基本です。
収穫時にキズをつけてしまうと仕上げに影響してまいります。
「乾燥はハウスで」
根の部分を干しています、これは温室で一気に干し上げます。一気にある程度乾燥させないと発酵してしまいます よく熟田七とか生田七とか言いますが、ここで一気に乾燥させるか、ゆっくり乾燥させるかの違いです。
「乾燥と選別」
このように、干されたものを綺麗にして作業は進みます。写真では3枚でここまで進んでいますが、実際には数週間かかります。現物をご存じの方はわかるかもしれませんがココで田七特有の硬さも生まれます。
田七人参の大きさの選定作業中です。この後手作業で土をすべて落としたら完成です。
どうですか? 田七人参の収穫に近道はありません。
ここからさらに 粉末化(削る)と滅菌工程を経たものが皆様の手元お届けされます。
慶光茶荘の田七人参は生薬の良さを伝えるために不要なものは排除し 最低限必要な工程だけを施しています。
田七人参の品質の単位は”頭”
※頭とは中国の古い質量の単位で一斤=500gに何個でなるか ですからここでは30個×田七一個あたりの重さ=500gということです。
田七人参はその生産過程において多年草という宿命からも 様々な土地で栽培できないことがよくわかったかと思います。
「海抜」 「乾燥」 「少雨」 「日照」 といった人間には生活しにくい環境でしか育たないのです。
田七人参の里|雲南旅行記の最後に
日本から雲南省昆明まで約一日 昆明から文山迄一日 文山から田七人参の畑まで半日遠かったってのが第一印象 また田七の畑の広大さに驚いたり
雲南省にはプーアル茶の関係もあって昆明と西双版納(シーサンパンナ)には行ったことがあるが、文山に来て、また新たに雲南省の印象が変わった。
とにかく雲南省は中国の中でも少数民族が多いと聞いていたのだが、気候や風土も全く違うぐらいに広いと感じました。
やっぱり来てみないと解らないことがあるんですね。
来た甲斐ありました。雲南省文山 最後に「田七の里 雲南省旅行記」を最後までご覧頂きありがとうございました。