本草網目にある田七人参の効果

本草網目にある田七人参の効果

本草網目に田七人参はどのように書いてあるの? 本草網目は現代の生薬の経典である その本草網目には田七人参にはどのような効果が記述してあるのであろうか?

本草網目

本草網目とは?

まず最初に本草網目は明代の後期に李時珍の手によって書かれた。当時あまりにインパクトが強く本草業界にねたまれ様々な妨害にあいましたが、内容の素晴らしさから李時珍の死後に皇帝に献上されたといわれています。

田七人参はなんと書いてあるのでしょうか?

本草網目 三七

お得意の中国版WIKI 百度からの拝借です。

田人参七は中国では”三七”と表記されています。

田七、味甘・辛・性平、5つの内部器官に効果。ほとんどすべての止血が可能、出血を除去することができます。

~中略~

田七人参は止血については神薬級である、田七人参は止血薬として塗ってもいい・飲んでもいい、また飲んだ時には潰瘍にもちろんのこと血液の循環にも良い。田七人参は副作用がない。

要約すればこのような感じです、私のレベルの中国語なのであまり気にせずに

田七人参の効能は何度も書き換えられた

本草網目は出版されてから様々なタイミングで追記や加筆されています。田七に関しましては”陳士鐸”が追記した田七の説明が・・

田七人参とは、止血する神薬。飲んでも良い 塗っても良い、外傷刀傷や棒打(昔の刑罰)時にも有効 高麗人参と同じように、元気をつける薬の中でも補血効能は神がかりです。この田七には副作用がありません。

栄養剤としても穏やかに効能が現れます。

清代に入り田七の様々な効能がわかってきました。

田七人参はみんなが止血に良いことを知っていますが、実は血液を活性化させるのです。味は苦いが体を温め血液を強くします。

脈を強くして鬱血を取り除く 産後や生理の腫れを伴う症状の腫れを取り除きます等と時代とともにその効能が見直され 加筆されていきました

本草網目 田七・三七

まとめ:本草網目と田七人参

田七人参は”本草網目”初版より記載され止血の神薬から始まり、時代とともにその内容を加筆されていきました。

心臓発作を引き起こす棒打罰(だいたい棒打10発前後で死に至る)の前に田七人参を飲むと心臓発作に至らない。

産後・生理なでの不順や血行不良にも、良いとか。

そして共通するのが副作用がないとのことですね。

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