漢方の王様 田七人参

漢方の王様 田七人参

手ですくった田七人参の乾燥根で大きさがわかる

「漢方における上薬とは人参」 これは昔から言われている言葉で、この人参とは=御種人参(ウコギ科の多年草)の事をいいます。

中国最古の薬草辞典「本草網目」のなかで人参は食べ合わせで問題も出ず、最上の上薬であると記載があります。

田七人参が漢方の王様と言われるゆえんがそれです。

上薬 中薬 下薬 とは?

漢方薬だから副作用がないというのは間違えで、過反応・瞑眩反応などでる場合もございます。 また漢方薬の場合には以下のような上中下の分類があり それぞれ生薬や薬草によりそのランクが決まっています。

上薬

漢方名 甘草、桂皮、人参、山薬、大棗、胡麻、地黄、五味子など

内容 生命を養うを主とする 無毒 長期服用しても人を害しない 身を軽くし、体を益す 不老長寿

中薬

漢方名 当帰、川芎、柴胡、芍薬、葛根、乾姜、麻黄など

内容 人に応じて無毒と有毒とがある、病を防ぎ、体力を補う、組み合わせにより有毒になる

下薬

漢方名 大黄、附子、半夏、黄柏など

内容 病を治すを主とし、毒性も強いので、長期の連用はつつしむべし 副作用あり

漢方の王様 田七人参の効果

田七人参の根と粉のイメージ

中国の古書「本草網目」には、田七人参の事を以下のように記述しています。

田七人参は血液に栄養を与えます:本草網目より

現代風に訳すと 田七人参は「血」を補うとは田七人参が血流を正常化させることによりことにより、内臓の疲れや腫れを除き、血管を丈夫にして止血を抑えつつも血栓防ぎます。

血流を正常化させながら止血や血栓を抑えるとは不思議な効果にも思えますが、田七人参が本来の人間の血液最大化することを思えば止血をしながら、血栓ができるを抑えることも可能なのでしょう。

田七人参主原料とした漢方薬

田七人参を使った漢方薬

田七人参(三七人参)は漢方のじょうやくとして中国では古くから漢方薬の主剤として使われています、詳しくは下のリンクから

まとめ 漢方の王様 田七人参

その効果や神話性 もちろん副作用や飲み合わせの問題がないことから、「漢方の王様と呼ばれる 田七人参」 もちろんその他の上薬である甘草や桂皮など有名な漢方薬はございますが、やっぱり「漢方の王様と呼ばれる 田七人参」だけなのです。

金不換=お金に換えがたい貴重なもの と言われる田七人参にはその薬効だけでなく生産に手間がかかるのもその理由かもしれません。

純度100%の粉がお勧め

また「漢方の王様と呼ばれる 田七人参」ですが、その食し方にもポイントがあります。

基本的に「田七人参は粉で」

田七人参の有効成分であるサポニンは様々な種類があり、また様々なサポニンの種類が混ざり合っています。錠剤やエキスなどの場合 サポニンの種類に制約が生まれたりしてその内容は定かではありません。

気を補填して 腫れを鎮め 血液を循環させる 田七人参はそのままでこそ「人参の王様」なのです。

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監修者
荘 慶裕(そう・よしひろ)

台湾と日本の両方にルーツを持ち 中国国内に三カ所しかない茶学部・国立福建農林大学茶学部に短期留学 ホテル、中華料理店、カフェなどでの中国茶カウンセリングや中国茶講座などで活動中